会社員として働き、年末調整を受けているのであれば、確定申告を行う必要はありません。
しかし、フリーランスとして働く場合は、所得や控除などのデータをまとめ確定申告を行った上で、所得税を納税する必要があります。フリーランスの働き方を選んだ人が、確定申告をスムーズに進める上で最も重要なポイントは、経理の作業を溜めないことです。
会社員であれば、所得税の計算や納税は企業が代行してくれるため、年末調整の際に所定の書類を提出する程度で済みます。
しかし、フリーランスとして働くのであれば、収入や経費を整理し、最終的な所得税を割り出さないといけません。そのため、普段は経理作業に全く手を付けず、確定申告の時期が近づいてきてから慌てて作業を開始すると、とてつもなく苦労する羽目になります。
経理の作業に時間をかけたくない場合や、経理の作業に挑戦してみたがうまくいかなくて困っている場合は、確定申告に関係する作業を全て税理士に丸投げするのも手です。
確定申告は白色申告と青色申告の2つに大きく分けられ、難易度の高い青色申告で確定申告を行うと、最大65万円の控除を受けられます。
ただ、青色申告は複式簿記が求められるなどの理由からハードルが高く、個人で青色申告を行うのは簡単ではありません。
しかし、青色申告での確定申告を税理士に代行してもらえば、依頼費用はかかるものの、経理の作業にかかる時間は大幅に減らせますし、青色申告による節税効果も期待できます。
フリーランスとして活躍する上で、このようなお金や仕事などさまざまな悩みはつきものです。そうした独立後の仕事の不安と解決方法について、早めに把握し行動に移すことが大切です。